フリーランスのデザイナーになって良かったこと・向いてなかったこと。

フリーランスの時の仕事内容の割合イラスト-ogp画像

manaty

20代前半にフリーランスで働いてみて、「良かったな〜」と思っているタイプです!でも向いてないところもいっぱい見つけたので、辞めました!

最近フリーランスになりたいという方と話す機会が増え、フリーの経験を話す機会が増えました。

私は20代前半の頃、お試し気分で1年間フリーランスデザイナーとして働いた経験があります。

現在は再び正社員になりました。(副業OKです。)

今回はフリーのデザイナーになって「良かったこと・向いてなかったこと」をまとめたいと思います。

フリーランスのデザイナーになった理由は制作会社でのとめどない仕事ループに疲れたからです。

新卒の会社を辞めた時のアイキャッチイラスト

私は新卒から2年間、製作会社でイラストを描いたり、ソーシャルゲームのページデザインをしていました。

当時はソシャゲー全盛期で(だからこそ、需要が多く私も拾い上げてもらったのですが)毎日多忙。

といっても、何もできないクズ野郎だったので、photoshopやillustratorを学んで、ひとつずつ仕事ができるようになる楽しさを感じながら、年の近い女子の同僚に囲まれて楽しく過ごしていました。

一方で、使い回しのゲームシステムでデザインだけ変えるという仕事に「楽しいし、勉強になるけど、これって意味があるのだろうか。」という疑問を持ち始めました。

(売れないから作る。また売れないから作る。の繰り返し…)

またゲームのグラフィックは、上手な絵を安定して完成させる人が重宝されます。

(とにかく早くウマい絵を描くスキルが求められる)

シビアな締め切りとクオリティにギブアップ気味。

イラストを描く作業の繰り返しに飽きてしまいました。

あれよあれよと押し込まれるスケジュールに「一旦ストップ!」をかけたいだけの気持ちで退職。

全く準備せず、1年間のフリーランス期間に入りました。

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本当に、貯金なんて10万円もなかったと思う!笑

フリーランスのデザイナーになって続けた依頼・辞めた依頼。

「できること」を増やしたかったんだと思います。

仕事で経験したゲーム系以外のデザインをやってみたいと思いました。

しかし、未経験ではお金にならない・注文を獲得しづらいため、安定した収入を得るためにゲームのお仕事を、そして未経験だけどやってみたかったロゴ制作や小さなお店のデザイン製作を低料金で少しづつ受けはじめました。

フリーランスの時の仕事内容の割合イラスト

しかし、イラストを描く日々に疲れて会社を辞めたのに、ハッと気付くとまたイラストのお仕事ばかりが流れ込み始めました。

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契約形態が違うだけで、仕事内容は以前と変わらない…という状況になりかけて「やばい!」と思い始めた・・・!

そこで、イラストの依頼は意識的に減らし、会社にいるときに少しだけ関わったソーシャルゲームのUIデザイン制作部署からの仕事を増やす調整をしました。

とにかく未経験のことがしたかったんです。

初めて大きなゲームのUIデザインにまるっと関わったこの時期でした。嬉しかったですねー!

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自分で仕事内容を調整するって、最初は勇気がいる発言かもしれないですが、やってみたいお仕事を伝えてみると、案外ほいっともらえたりしました!ぜひ試してみてください。

また、定期的な収入その2として、どうしてもやってみたかったお仕事をアルバイトでやったのもこの時期です。

現在はデザインにどっぷり浸かっているので、自由になる時間が多い時に、全く違う業界のアルバイトができて良かったと思っています。

フリーランスのデザイナーになって「ひとりで解決するスキル」が伸びたことがとても良かったです。

フリーランスデザイナーの時の一日のイラスト

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ひとりで解決する力が伸びました!!

最近色々なデザイナーさんと話す機会がありますが、フリー経験者は懐のデカさ、ひと回りもふた回りも違う…!と感じることがあります。

大きな山をひとりで登りきる「やりきり力」があるように感じます。

間に合わない・・・というピンチや、このくらいのクオリティが正しいかどうかという判断も、すべて自分で乗り越えないと、誰も助けてくれない!ということを実感した時期でした。

私も徹夜したり、旅行にはPCとペンタブお供が必須だったり、今思うと結構クレイジーな生活でした

基本「ギリギリでいつも生きている〜」性格なので、締め切り3つくらい同じ日にかかえちゃって死ぬ…ってことも幾度となくありました。

そんな中クライアントさんに、「いつも希望通りのクオリティとテイストを出してくれますね!」

という言葉をいただき、なんとかサバイバルして作れるようになってきたんだ…と嬉しく思えた出来事を思い出します。

正直ひとりでずっとコツコツやっていたので、自分自身では成長している!という実感はありませんでした。こういう一言はとても嬉しいです…!

現在は正社員としてフリーランスのデザイナーさんに依頼をすることもあります。フリーで思考力・解決能力が高いクリエイターさんは、かなり付加価値があると思います。

辞めた理由は、若い時期のフリーは、決定権のない仕事ばかりで、これ以上働いても伸びないな。と思いました。

一番の理由は、これ以上フリーでやっても大きい仕事はできないな。と限界を感じたことでした。

manaty

20代前半のフリーランスになりたてデザイナーにくる仕事は、やりがいや楽しさはあっても、決定権はほぼなかった…。

システムが全部決まってから落っこちてくるので、「あれ?ここってシステムを変更したほうがいいかも?」とか、「デザインだけでカバーできないな〜」と、もやもやすることがあっても、とにかく作って出さねばいけません。

せっかくデザインするなら、もっと企画の最初から関わりたいと思うようになりました。

二番目の理由は、基本的に時間管理能力が0に等しいので、一人で働くことが向いていなかったというところでした。

manaty

完全夜型の日もあれば、締め切り提出後12時間くらい寝ちゃったりと生活リズムにムラがたくさん出てしまった〜。う〜。

一緒に大きな仕事ができる仲間と話せる環境の方が向いているなあと思っていた頃に、正社員(+フリーランス)のお話をいただき戻ることに。

「とりあえずフリーランスのデザイナー」は意外と生きられるので、やってみたらいいと思う派です。

私は「とりあえず試しにやってみたい!」という単純な動機でフリーになりました。

貯蓄もほぼゼロでしたw

でも、餓死するようなことはなかったし、会社勤めとは違う経験もできました。

興味がある方は、早いうちに体験してみて良いと思います。

正社員として働く今、フリーの体験がかなり生きているように感じます。

manaty

やりきる力はどの環境でも生きるスキルだと思います。あとは平日使って長期の旅行ができるのが最高でした!!!!!!笑
【デザインした】ハワイ旅行。でくのぼうメンバーだったからプレゼントに写真集を作っちゃったお話

平日は航空券も安いので最高ですね〜。

平日の海外旅行は最高でした。またいきたいなあ〜〜〜!

というわけで、フリーランスデザイナーがどういう働き方をしたか、少しでも参考になれば、ハッピーです。@w@

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